小児矯正の拡大床とは?気になるメリットやデメリットを解説
子どもの歯並びについて気になり始めたとき、小児矯正を検討するご家庭もあるでしょう。その中でも「拡大床」は、顎の成長を利用して永久歯が並ぶスペースを整えるために用いられることがある装置です。成長期ならではの特徴を理解し、適切な時期に治療を始めることが大切です。今回は、小児矯正における拡大床の仕組みやメリット・デメリットについて、広島市南区 宇品の歯医者 宇品スマイル歯科おとなこども矯正歯科が解説します。
1. 小児矯正の拡大床とは?
小児矯正の拡大床は、成長期に用いられる代表的な装置の一つです。まずは基本的な仕組みや役割を確認しましょう。
①拡大床の基本構造
拡大床とは、取り外し可能な装置で、中央のネジを回しながら顎の幅を少しずつ広げていきます。上顎に使用されることが多く、永久歯が並ぶスペースの確保を目的としています。
②適応されるケース
歯が並ぶスペースが不足している場合や歯列が狭いケースに用いられることがあります。将来的に歯の重なりが予測される場合の早期対応として検討されることもあります。
③治療の進め方
歯科医師の指示のもと、保護者がネジを回して調整します。数日から1週間ごとに調整しながら顎を広げていくため、急激な変化が起こりにくい方法です。
④使用時間の目安
1日20時間以上や就寝時の装着が求められることが多く、装着時間が不足すると計画どおりに進まない可能性があります。継続して使用することが大切です。
⑤他の矯正装置との違い
ワイヤー矯正が歯を動かすのに対し、拡大床は顎の成長を利用して歯が並ぶスペースの確保を目指します。永久歯が生え揃う前に行うことが多く、成長期ならではの治療方法といえます。
拡大床は、成長期の顎の発育に配慮しながら使用されることがある装置です。特徴を理解することで、治療の目的を把握しやすくなるでしょう。
2. 小児矯正の拡大床のメリット
拡大床には、成長期ならではのメリットがあります。どのような特徴があるのかを知っておくことで、治療への理解を深めやすくなります。
①歯を抜かずに対応できる可能性
顎の幅を広げることで歯が並ぶスペースを確保し、将来的に抜歯を避けられる可能性があります。ただし、すべてのケースに当てはまるわけではなく、状態に応じた判断が必要です。
②成長を活かした治療がしやすい
成長期の骨の柔軟性を利用し、顎の幅や歯が並ぶスペースに配慮しながら治療が行われることがあります。治療開始の時期も重要な要素の一つです。
③取り外しができる
食事や歯磨きの際に外せるため、口腔内を清潔に保ちやすい点が特徴です。固定式装置に比べて清掃しやすく、むし歯や歯ぐきのトラブル予防につながることがあります。
④違和感に対応しやすい
装置に慣れるまでは違和感が出ることがありますが、一時的に外すことも可能です。ただし、外しすぎると治療の進行に影響することがあるため、歯科医師の指示に従って使用することが大切です。
⑤段階的に調整しやすい
少しずつ顎を広げるため、段階的に変化に適応しやすい特徴があります。定期的に経過を確認しながら調整できる点も、拡大床のメリットの一つです。
拡大床は、成長期の特徴を踏まえて使用されることがある装置です。子どもの成長や口腔内の状態に応じて治療方針を検討することが大切です。
3. 小児矯正の拡大床のデメリット・注意点
拡大床にはメリットだけでなく注意点もあります。事前に理解しておくことで、治療をスムーズに進めやすくなります。
①装着時間の管理が必要
取り外し式のため、装着時間が不足すると計画どおりに進まない可能性があります。子どもだけでなく保護者の管理も重要で、日常的な習慣づけが治療に影響することがあります。
②違和感や発音に影響することがある
装着初期には異物感や話しにくさを感じることがあります。感じ方には個人差があるため、日常生活への影響も考慮しながら進める必要があります。
③適応できないケースがある
顎の状態や歯並びによっては、拡大床だけでは対応できないことがあります。その場合は、他の装置との併用や別の治療方法が検討されることもあります。
④調整方法に注意が必要
ネジの調整は歯科医師の指示に従って行う必要があります。自己判断で調整すると、歯や顎に負担がかかる可能性があるため注意が必要です。
⑤後戻りする可能性がある
拡大後は歯列を安定させる期間が必要です。管理が不十分な場合、元の状態に戻ろうとする動きがみられることがあります。
拡大床では、装着時間の管理や定期的な通院が大切です。注意点を理解したうえで、子どもの成長や口腔内の状態を確認しながら、歯科医師と相談して進めていきましょう。
4. 広島市南区 宇品の歯医者 宇品スマイル歯科おとなこども矯正歯科の小児矯正
広島市南区 宇品の歯医者 宇品スマイル歯科おとなこども矯正歯科では、発育段階にあるお子さんの将来を見据えた小児矯正治療を提供しています。 子どもの心身的な負担に配慮しながら、親御さんのお考えや子どもの成長、口腔内の状態を考慮した適切な治療法のご提案に努めています。
①通いやすく、続けやすい診療体制・矯正をしながらの治療や予防も対応
当院は、広島電鉄宇品線「宇品三丁目駅」より徒歩2分。駐車場は7台ご利用可能です。 広島市南区はもちろん、東区の光が丘などにお住まいの方がお仕事や学校などで忙しい方でも通いやすいよう、 土曜診療やオンライン矯正相談も受け付けております(夜間なども対応可能)。 ベビーカーや車イスをご利用の方も安心して通院いただけるよう、院内はバリアフリー設計です。 矯正しながらの治療や矯正治療中にできる限りむし歯にならないよう予防歯科的治療にも力を入れています。
②丁寧なカウンセリングと精密な診査
矯正治療は長期間にわたるため、不安や疑問をしっかり解消したうえで治療に臨んでいただけるよう、治療前のカウンセリングを重視しています。 CTや口腔内スキャナーなどの機器を用いて、歯や顎の状態を詳細に確認し、治療内容・期間・費用について丁寧にご説明いたします。 スキャンデータは患者さんに共有をし、安心して治療を受けていただけるように努めます。
③乳歯(子どもの歯)・生え変わったばかりの永久歯(大人の歯)のむし歯予防
むし歯予防の基本はお家でのセルフケアです。お子さんご自身が正しい歯磨きが行えるようレクチャーを行います。また親御さんへ仕上げ磨きのコツや効果的な歯科用品のアドバイスを行っています。 子どもの歯自体をむし歯菌からバリアするためにフッ素塗布やシーラント充填(奥歯の溝を埋める処置)も行っています。
④さまざまな矯正方法に対応
当院では、目立ちにくいマウスピース型矯正装置(インビザライン、スマーティー、プレオルソ、マイオブレース)をはじめ、ワイヤー矯正、部分矯正、小児矯正など、複数の選択肢をご用意しています。 患者さんのご希望やライフスタイルに応じて、適切な矯正プランをご提案いたします。
歯並びや噛み合わせのお悩みは年齢を問わずご相談いただけます。 まずは初回カウンセリングにて、お口の状態を確認し、治療の選択肢をご案内いたします。矯正治療に関する疑問や不安にも丁寧にお応えしますので、どうぞお気軽にご相談ください。
まとめ
小児矯正における拡大床は、成長期の特徴を踏まえて使用されることがある治療方法です。一方で、装着時間の管理や適応の見極め、治療後の保定など注意すべき点もあります。特徴や注意点を理解したうえで、子どもの成長や口腔内の状態に応じて、歯科医師と相談しながら治療方針を検討することが大切です。小児矯正の拡大床についてお悩みの方は、広島市南区 宇品の歯医者 宇品スマイル歯科おとなこども矯正歯科までお問い合わせください。
監修:宇品スマイル歯科おとなこども矯正歯科 院長 八木 翔太郎(やぎ しょうたろう)
【経歴】
山口県立宇部高等学校 卒業
広島大学歯学部 卒業
国立国際医療研究センター病院(東京)にて研修・診療経験
都内開業医に勤務し、一般歯科・小児歯科・矯正歯科・インプラントなど幅広く臨床経験を積む
宇品スマイル歯科おとなこども矯正歯科 開院
【資格・所属学会】
・日本小児口腔発達学会
・日本歯周病学会
・日本口腔インプラント学会
・IIRD
【専門分野】
・小児歯科
・小児矯正
・マタニティ歯科